金波銀波/澤田瞳子
2026年07月28日(火)
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時は貞観八年(866)。海神の生贅となる定めの少女・由良はある日、海賊に襲われた商人船から巨大な櫃(ひつ)が海に投げ出されるのを目撃する。船長の赤名が拾い上げると、縛られた謎の男が入っており…。
新羅と内々に交易を行い財を成す商人、京での争いに敗れ大宰府に赴任する不遇の官人、銭と欲の坩堝の海で逞しく生きる海賊、そして―。
複雑なしがらみによって生じた危険な渦に、いつしか由良は巻き込まれていく。金銀財宝が集まってきた博多の海、そして西国の島々を舞台に「忠義」「裏切り」「信仰」が交錯する、直木賞作家が描く壮大でスリリングな歴史長篇!著者独特の、密度濃いめの心情の浮かび上げ描写に心掴まれてみて下さい。金波銀波とは、太陽と月の光に照らされ美しく輝く波のこと。ときに荒れ狂い人の命を奪うその波間に漂いながら生きぬいていく由良たちの、美しい命の輝きにもまた、読みおえたあとはぐっと打たれます。
金波銀波/澤田 瞳子
2,365円(税込)
CHECK!
県のクリエイター応援事業「描いてみんね!長崎」から生まれた作品です!







